石垣牛とは

日本の最南端に位置する南国・石垣島の風土と自然豊かな土地で育てられた石垣牛。

そのほとんどが地元の小売店や飲食店で流通しているため、国内でもなかなか手に入らない純正の高級黒毛和牛です。

石垣牛は、八重山郡内で生産・育成され、生後20ヶ月以上を八重山郡内で肥育されることが条件です。

日本食肉格付協会が定める保留等級A・Bの中で、肉質等級が5等級・4等級が「特選」、3等級・2等級が「銘産」として認められています。

もともと石垣牛は、和牛の繁殖に適した環境の八重山から、仔牛の状態で松阪牛や神戸牛などブランド和牛の素牛として県外へ出荷されていました。

しかし、2000年に開催された首脳国会議「沖縄サミット」のディナーでメインディッシュとして振る舞われ、その深い上質な肉質が反響を呼んだことで全国から取引の依頼が押し寄せて人気が急上昇。

2003年にはその和牛として高い品質に注目したJAおきなわの販売促進により島内での一貫した育成を始め「地産地消」により安心・信頼とプレミアム感が一気に人気を押し上げました。

この取り組みが評価され、2018年3月、JA石垣牛肥育部会が第47回日本農業賞「集団組織の部」特別賞を受賞しています。

石垣牛は、和牛として高い品質の仔牛をそのまま地元で育て上げることで、他ブランド和牛とはまた違って上質ながらも特徴的な味わいを持っています。

さっぱりとした程よい霜降りの脂の中にもしっかりとした肉の味をたしなむことができます。